いちばんツライところしか感じない

そいつは突然やってきた

左肩の冷えと痛みでいらしていた患者さんから、
「眼科の精密検査にいくことになった」
と連絡がありました。

今出てる自分の症状をネット検索すると、
緑内障かもしれないと思って
近所の眼科に行ったそうです。

すぐ大学病院で精密検査となり、
何度か検査したものの、
緑内障ではないというのです。

ただ眼底が腫れていて、
しかも病名はない、
この症状はみたことがないと。

したがって、薬もない。
ただ、腫れはこの1週間で、
すこしずつおさまってきたとの検査結果でした。

名前のない病の不安

「なんだろう、みたことがない、
他の先生にもきいてみます。」
何度も精密検査をしたのに。

医者にそういわれて、
このさきどうなるんだろう
みえなくなっちゃうんじゃないか。

名前がなければネットで調べられない。
いつまで続くのか
治るかどうかもわからない。

ものすごい不安に襲われ、
失明する夢までみたそうです。

ネットの情報は
ネガティブなことしかかいてないことも
不安をあおったとききました。

脳はツラさの強弱で判断?

いらっしゃったときに、
いろいろと目のお話をうかがってから、
治療していくと、

いつもと違うところ
圧痛やコリがしっかりでている。

「なんでそんなところが痛いんだろう!
目に気を取られてしまって、
全然気がつかなかった!

いちばんツライところ以外は、
全く感じなくなってしまって、
ホント、後回しになりますよね。

脳が、生存本能が、
優先順位を決めているようです。

いちばんツライところがなくなると、
にばんめにツライところ、
と続いていきます。

何回かにわけて全部とって
その状態を維持できる
身体をつくっていきましょう!