つきのわ鍼灸院にご興味を持っていただいてありがとうございます。
はじめまして、つきのわ鍼灸院の潰田(つえだ)と申します。

鍼灸の治療をご存知ない方に向けて、鍼と灸のこと、治療の事、ご説明したいと思います。

鍼灸治療とは?

鍼灸の治療は、”「病気」の原因は身体の芯が冷えている”という考え方が根本にあります。

一般的に、身体の具合が悪い時は、
自分の症状は○○科と判断し病院を選び、検査して病気の原因を探し、病気には病名がつけられて、薬を飲んだり、入院したりして、原因となるものを取り除きます。

鍼灸院には、”○○科”に該当するものはありません。
それは病院と鍼灸院では、病気のとらえ方が違うからです。鍼灸院で言う”病気”とは『からだの芯が冷え、身体が疲れて、その結果が具体的な症状として現れたもの』としています。症状の出ている場所に原因があるのではなく『からだの芯が冷えているのが原因』とみるのです。そこで、どの病気にも共通している”冷え”を解消するために、鍼とお灸を使うことで、最小の刺激で効果を最大限に引き出すのです。

鍼灸院の治療

つきのわ鍼灸院の鍼での治療 つきのわ鍼灸院の灸での治療

鍼灸による治療概念は古代中國から始まり、日本に伝わり、独自の発展をしていきました。ツボの概念となるものは、5,300年前に人体にツボのあとを残していたアイスマンが発見されたのも記憶に新しいところです。鍼灸治療は鍼・灸という道具を使う手技で、鍼灸師、医師以外は使えないという点が整体や接骨院との違いです。

WHO(世界保健機構)が認める鍼灸治療適応疾患
運動器系:関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症 神経系:神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・ノイローゼ 消化器系:胃炎・消化不良・胃下垂・胃酸過多・下痢・便秘・胆嚢炎・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 呼吸器系:気管支炎・喘息・風邪および予防 循環器系:心臓神経症・動脈硬化症・高血圧症・低血圧症・動悸・息切れ 代謝内分泌系:バセドウ氏病・糖尿病・痛風・貧血・生殖泌尿器系疾患:膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎 婦人科:更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊 小児科:小児神経症・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善 眼科:眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい 耳鼻咽喉科:中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄膿・咽喉頭炎・扁桃炎

鍼と灸について

鍼も灸も、身体の循環、つまり流れをよくするための道具です。
例えば、小川が流れていて、ある部分に枯葉や小枝などが積もってしまい、流れが悪くなったとします。これを元どおりにするために、棒のようなものを持ってきて、その積もった枯れ葉をつつくと、くずれて下流に流れていきます。
これが鍼をした時に身体の中で起きているイメージです。
でも、棒でつついたくらいでは動かないなら、火をつけて燃やしていきます。これが灸のイメージです。

当院で使う鍼は、二種類あって、銀製で細くて柔らかく鍼先がとがっていない積聚(しゃくじゅ)治療用の使い捨てのSJ鍼と、てい鍼という刺さない鍼があります。

灸は、葉脈(産毛のようなもの)が入っている粗艾を使った知熱灸用艾(もぐさ)と、上質艾(もぐさ)を使った手でひねる点灸用艾(もぐさ)があります。症状によって粗艾はふわっとした温かさが良いか、上質艾は燃焼温度が高いものが良いかを使い分けています。

多くの方はこの鍼灸による痛みや熱さを全く感じなかったり、心地よく感じます。
ごくまれに、ちょうどそのとき皮膚感覚が鋭敏な方が不快と思うことがありますが、その時は遠慮なくおっしゃってください。

積聚(しゃくじゅ)治療とは

鍼灸治療にはいろいろな方法がありますが、当院では積聚(しゃくじゅ)治療をしております。
積聚治療とは、人体は気でできていることとして、なんらかの理由であたたかい人体という気がひずんだり、かたよることで、気の異常が生じ、あらゆる病気をもたらす、という東洋医学の考え方です。
気の異常とは、根元的な”冷え”とよばれるもので、冷えていたり、筋肉の力がなかったり、のぼせていたり、熱がでていたりなど、本来とは違う事がおきていることをいいます。
当院では、その気の性質に基づいて鍼と灸で元のあたたかいからだに戻すための調整をする治療方法を行っています。

田園調布本町・つきのわ鍼灸院のご予約・お問い合わせ

同じ病名でも、人によって痛み方、感じ方は違います。
当院はおひとりおひとりに合わせた鍼灸治療をしております。
※時間外でも施術できる場合がありますので、お気軽にお問い合わせください。