いつのまにか、なくなっていたの

こんにちは。
朝の雨も上がって、気持ちいい青空です!
こういう時はなにかいいことありそうで、
ワクワクしますね~♪

みなさんは鍼灸治療を受ける時に、
どんな症状がでていて、
こんなことに困っているんだ、
と、お話していることと思います。

でも、時々、
「あっ!あれ言うの忘れてた!」
ということはありませんか?

「昔はずっと痛かったんだけど、
 今現時点ではたいしたことない…」
「でもまた忘れたころにやってくる。」
「絶対、言おうと思っていたんですけどね。」

メモしてきてくれる方もいらっしゃいますが、
寝ているときとかだと、
朝になったら忘れちゃいますよね。

そこで、
初回に問診といって、
どんな症状がいつ頃からでていて、
今までにそれ以外の病気やケガはなかったか、
食事や睡眠についてはどんな状態かなどを
おうかがいしています。

もちろん、毎回問診をしています。
それは、前回から今日までは
どういう状態だったということを。

初回は生まれてから来院されるまでの
身体におきた膨大な情報です。

忘れることもあるし、
教えたくないこともあると思います。
また、背中など見えない部分であれば
自覚されていない場合がほとんどです。

それに、一番つらいところに
気持ちが集中してしまうので、
二番目以降は
一番目がなおってから感じるように。

先日、患者さんにこんなことを言われました。

「言ってなかったんだけどね、
首のところにコリコリした大豆のようなものが
長年あったんだけど、
いつの間にか、なくなってたの。」

ああ、この方はわかっていらしゃった。
たしかにありました。
カルテの方には記入してました。
ご本人がなにもおっしゃらなかったので、
特にそのことについてはふれません。

でも、何回か治療をうけた今は
その場所にはなかったので、
ああ、なくなったんだな、
と思っていたところでした。

鍼灸したら、
いつのまにかなおっている
それは
最小限の負荷で回復した、ということです。

治療は全体をみていて、
つらい症状の部位はもちろんのこと、
定点観測もしています。

なぜかというと、
つらいところだけに原因があるわけではなく、
身体はすべてつながっていて、
他の部位に原因があることが多いです


例えば頭痛で足のツボで使うと
「そんなに離れているとことつながってるんだ」
とよく言われます。

普段の意識は、
「全身つながっているとは思っていない」
ということがわかります。

今からでも遅くはありません。

全身がつながっていて、
うまくながれていることを意識

してみてください。

それだけでも身体はかわっていきますよ。

毎日が心地よくすごせますように…